「岡山県児島で職人の手で一点、一点染色された柿渋染を別注依頼

日本では古来から日常的に用いられていた染色のひとつ

柿渋染めは時間とともに変色し、

今回使用している肉厚な生地とも相まって使い込むほどに風合いの増す仕上がりになりました

理想の風合いを出すため染料の配合にも拘り、児島の染色工場まで足を運び作り上げたシリーズです

拘りの最高の色味、風合いに仕上がりました」

 

 

・YOKO SAKAMOTO 20AW コレクションの中で意識をした事やコレクションの見所について

 

“今回のコレクションでは、使い込んだ時の経年変化や味にフォーカスして

コレクション作りをスタートしました。

まずは生地選び。長年着込んだ時に、着る人それぞれの経年変化が出て、

より味のある雰囲気に育つ生地を選びました。

その理由としては、気軽に洗濯出来て、丈夫で長く着れる洋服作りを心掛けているからです。

そして、初めて袖を通した時に、着た人の身体に直ぐに馴染む様に洗いや染め等、

何かしら加工を施してクタッと着込んだかの様な風合いに仕上げています。

買ったその日から肩肘張らずに沢山着て頂きたいので。

また、デザインやシルエットの話で言うと、ファッョンサイクルに振り回されず、

性別や世代関係なく着れると言う事を常に意識しています。”

 

 

・柿渋染めの魅力、今回PURASから柿渋染めの別注依頼を受けた時の感想について

 

“あれは2月ですよね?アトリエに来てくださって柿渋染めがしたいとお聞きして。

率直に嬉しかったです。あと、PURASさんらしい別注でしたね!

あのアイテムで柿渋が出来たらかっこいいだろうなって思いました。

生地の厚みがあるので、うまく染まるか心配でしたが、

3回テストをしてもらえたので思った色を出せて本当に良かったです。

実際染まっていく過程も、岡山で見てもらえた事がとても良かったですね。

私にとっては17SSから柿渋染めをスタートし、

大好きな染色方法の一つでして経年変化が人それぞれ違うんですよね。

環境や保管温度でも違うし、洗濯回数でも違います。

過去に3シーズン柿渋染めをやってきましたが

染め方も京都、岡山、大阪とシーズンによって違う工場で、やり方が違いました。

通常白の生地で加工をするのですが、

うちはオーバーダイと言って元々色のついた生地で製品を作ってから染めてもらうことが多く、

より経年変化が楽しんで貰えると思います。”

 

 

・高密度キャンバスシリーズの各アイテムごとのデザインや拘りについて

 

“今回のシーズンではメインアイテムで、一番に作り始めたアイテム達です。

作業着を裏テーマに作り始めました。

工場の方や職人さんと会う機会が多く、その方達が着てそうなアイテムを考えていきました。

着物アノラックはまさに片手で着脱できるものを考えたものです。

座って作業する際にも、パンツに脇シームが無かったりゆとり分量がある為、

ストレスの感じにくい作りに拘りました。ウエスト紐の出口には負担がかかりやすい為、

トンネルのような別パーツでデザインしており

いかに長く着られるかを考えたデザインと生地選びをしています。

ジャケットに関しては18AWで個人的にお気に入りだった

ベンタイルシリーズのジャケットがあるのですが、それの進化版ですかね?

パターンは1から作っており、襟やポケットなど、違いがあるのがわかるかと思います。

よっぽど気に入ったベース以外はパターンもベースを使うことは無く

トワルから作ることが多いです。

生地が元々かなりハリがあり硬いものです。

それを加工で毛羽と柔らかさを出し、アタリ感も出して貰いました。

柿渋染めは普通の加工より、手染めという事もありムラやアタリがよりでましたね!

クタクタになるまで着込んで貰いたいです!”

 

 

・ファッション業界のメディアについて、今回児島でのムービーの感想

 

“コロナの影響で2月から特にInstagramを上げると反応が大きくなり、

自粛で見ている人が増えていると感じました。

また周りのブランドさんもインスタライブやYouTube活動が増え、

お客様との距離も近くなった気がします。

今回ムービーを撮った事で自分だけの発信では無く、

お店の方や工場の方を巻き込めたのは良かった点でした。

自分達らしいやり方を無理なく見つけるのがブランドの魅力に繋がるのかなと改めて感じました。

またモデルが着ているムービーというよりは、

裏側を知ってもらえたらいいなという意図があったので、

まず古川さんに工場に来てもらえたのはすごく嬉しかったです!

いつも自宅で仕事をしているので、人と繋がれる現場が好きだと改めて実感しました。(笑)”

 

 

・今後のYOKO SAKAMOTOについて

 

“変わらないでやっていく事は、丈夫で長く着られるもの作りです。

新規の取り扱い店から問い合わせが来ると必ず経緯を聞くのですが

最近多いのが、「自分達も着られるブランドを探している。」とおっしゃいます。

バイヤー様は30代から40代が多く、うちの客層は若い世代から50代まで幅が広いです。

今しか着られないデザインでは無くずっと着たい、変わらないものである必要があると思います。

オンラインより店頭で売れるよっと言ってくださる店舗様が多く

立ち上がりを楽しみに、見に来てくれるお客様がいる事がとても嬉しいです。

実売時期にルックを上げてもらうのも楽しみにしてもらえてる一つの要因かもしれません。

あと、オンラインじゃかなり伝わりづらい服なのかもしれませんね。(笑)

素材感を触ったり、実物を見て好きになる方が多いです。

一度購入して良かったから安心して次はオンラインでも買ってみようかというお客様はいますが、

はじめはお店で売れる方が多いみたいなのでそれはとても嬉しいです。

実際PURASさんのようにお客様との距離が近い店舗は

しっかり生き残っていくんだろうなと思っています。

なので私達も、一層お店や工場、生地屋さんとの繋がりを、

より大事にしていきたいなと思います。”

 

 

 


YOKO SAKAMOTO

私たちは、素材やシルエットの性質を邪魔しないデザインにする事で 元々持っている良さを活かせると考えています。 携わってくださる職人の技術をよりいい形で伝えていけたら 着る人がより豊かに、そして長く愛用して頂ける様な物作りに通じると願っております。

https://www.yokosakamoto.jp


 

Supported by Binan Dyeing factory , M.M.D Company

Film by qomunelab co.,ltd.